トップ  手間かけアンプ製作所2  メール  

300Bシングル11 2007/10/25

 以前購入しました台湾のJames製出力トランス(JS−6123HS)で作りました。今回はシャーシーをアルマイト処理をしました。 パネルも後ろパネルも同様にアルマイト処理をしましたが、仕上がりが悪く、塗装に変えました。アルマイト処理は今回のみです。
 ハンダはダッチボーイ黒です。線材は以前と同じ1940年代 GAVITT 20AWGですがこちらは単線です。一部足りなくなりましたので撚り線を使いました。
 線材とハンダはYAHOOオークションでvwd21様から購入した物を使っています。どの線材も良い音質で安心して使えます。 ハンダや線材をアンプの完成後取り替えるのは大変です。目的に添った物を使えば間違いありません。
 ハンダ、線材に負けぬよう部品も良い物を使っています。 トランス以外の部品は不相応な高級品を使い、安価で高音質をねらっています。
 出力トランスは台湾製ですがコア材は新日鉄製オリエントHiBを使用してあり、タンゴのXEシリーズと同じと思うと安心感があります。音質的にも値段以上を感じます。


      回路図



 5極管なので仕方がないのですが、周波数特性が悪いです。もう少し良くしようと、300BのプレートからEF37Aのカソードへ5.9dBのNFBをかけました。 周波数特性は改善され、歪み率も下がっていますが、 下記セパレーションの改善対策で抵抗を入れたためB電圧が下がり最大出力も下がりました。DFも1Khzで2.7から4.7へ。 2008/1/7

 ゲインの関係もあり最終的に2.15dBのNFBとしました。DFも4.17になりました。ピンクの線が最終特性です。高域、低域とも多少伸びています。歪みはほとんど変わりません。 わずかなNFですが音質的に、解像度が高くなり、繊細になりました。いろいろな音が聞こえてきます、レンジも広く感じました。力強さはノンNFBに譲りますがこちらの方が好きです。  2008/04/15

300B11


300B11

   RLのセパレーション(クロストーク)を気にしてB電源を40Ωの抵抗で分割しました。マロリーのコンデンサの都合でRLが同じ値になりませんでした。 仕方ありません。簡単にですが測定をしてみました。
    20Hz -- -35.4dB
    50Hz -- -48.3dB
   100Hz -- -57.9dB
    1KHz -- -64.4dB
    5KHz -- -52.4dB
   10KHz -- -47.4dB
   20KHz -- -43.7dB
低域で数dB、中域で最大10dBの改善がありました。高域は変わりありません。
 ほかにカップリングコンデンサをブラックキャットからスプラグ社のブラックビューティー160Pに変え雰囲気も一新しました。どちらも良いコンデンサです、 今のところはブラックビューティーの方が好きなか程度の違いでした。最近のコンデンサは小さくて取り付けスペースに困ることはないのですが音は好きになれません。2008/1/7

s2

s2
s2

トップ  手間かけアンプ製作所2  メール