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プリアンプ 12AX7srpp,CR,12AU7srpp,VR,12AU7srpp 2009/9/24



 CR素子にブラックビューティーを使えばどんな音になるだろう、と全段SRPP構成で作ってみました。
全体にゲインは低めですが必要以上にゲインをとる必要もないと思い、2段目は12AU7にしました。

回路図


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 青色LED眩しすぎませんか。暗くしたときにLEDが眩しすぎ雰囲気を壊してしまうので木に1mmの穴を開けプラスチックファイバーの差し込み裏から青色LEDで 照らしてみました。普段は見えませんが電源を入れますと青く光ります。

12AX7srpp





12AX7srpp



 アンプ部のフィルムコンデンサ−はすべてブラックビューティー。大きい方から1uF、0.15uF、0.068uF、0.0068uF(黄色)です。
 CR素子に使うにはまず容量測定、0.0068から0.0082、0.068から0.08でプラス傾向各20個のうち14ペアとれました。次にコンデンサにあわせ抵抗値の設定、 "マイナーオーディオの部屋のRIAA CR型イコライザーの計算"を使わせていただき計算、おかげさまで誤差が少なく設定できました。
 特性は                R    L
 フォノから 歪みは     1khz 0.36%   0.38%
 400hz以下をカットすると     0.16%   0.18%
                 20hz 0.35%   0.37%
                20khz 0.39%   0.42%
 SN                 50dB   49dB
 SN  CD             79dB   79dB
 
 肝心な音ですが。バランス良く、音の広がりも上々、細かい音の表現は格別です。比較用にマランツのpm5(トランジスタアンプです)を探し出してきました。 久々に自家製以外のアンプを聴いたのですが、全く音の質が違うのを感じました。音のなめらかさとか、艶とか全然違うのです。 マランツのアンプはとても良いのですが(手元にあるくらいですから)音質が違うのです。安もの楽器と高級楽器の違いとでも言うのでしょうか。 楽器の演奏者は私のアンプの方が下手かもしれません。低域の押しの強さは負けます。力強さも負けますね。CR型イコライザの影響でしょうか。 量産品にはまねできない素材(部品)の良さが成功したのでしょう。コンデンサと抵抗は贅沢をしていますから、それとハンダ、線材、残念ながら私の腕ではありません。


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