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簡易アッテネ−ター  2009/12/30


 リケノームでアッテネ−ターをやや強引に作ってみました。リケノームは生産終了なので思うような抵抗値は入手できません。倍々の抵抗をなんとか入手して、 リレーとマイコンの組み合わせで作りました。-6dBから-45Bまでは1dBステップでそのあとは2dB程度で-58dBまで45ステップあります。入力抵抗は11kΩから22kΩに なっています。ボリュームの角度を読み取りそれに併せて減衰値に合った抵抗を組み合わせます。B接点でリレーのonで抵抗値が挿入されます。全offで0Ωです。
 

回路図



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 左右の偏差ですが最大で0.05dBほとんど偏差はありません。


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 比較にALPSのボリュームを測ってみました。12時の位置で約−18dB、10時の位置で約−30dBでした。思ったより左右のバランスが悪いです。


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 抵抗の裏に2回路のリレーがあります。



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 簡易回路ですので直列のR1は変わりません。今回R1は11KΩです。-6dBとしますと 上の回路ではR2は11KΩになります。-7dBですと8.88KΩです。減衰量に応じて特殊な 抵抗値を必要とし、ステップの数だけ抵抗が必要です。



 このアッテネーターは リケノームを使いたい、ステップ数を多く、を目的に作りました為 下の図の回路になりました。R1に対しRR1は半分、RR2はその半分、さらにRR3はそのまた半分の 抵抗値を取ります。数が多いほど精度良く設定できます。今回は11個使いました。正確に半分は ありませんので目標減衰量に対し誤差が出ています。製造中止のリケノームでもこれでしたら そろえることができました。-6dBのときは6.8k,3.3k,750,91,51,5.6を選びで10.9976KΩになります。-7dBは6.8k,1,6k,390,91で8.881kΩです。
 DAコンバータのまねです。

 45ステップ、12個の抵抗当初の目的を果たしました。次回はマイコンなしで考えています。 常用しているのは、この試作品で減衰部は同じで制御部がダイオード数十個と12回路スイッチ3個で作りました。シンプルで良いのですが操作性が劣ります。







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